オタクの初登山記録(飯能アルプス)
はじめましての方はよろしくお願いします。
面識のある方はこんにちは。
突然ですが、皆さんは周り(非オタ)に「休日何してます?」とか「ご趣味は?」とか聞かれたとき、どう答えますか?
自身のサブカル趣味等を胸を張って言えるでしょうか。私は言いづらい。
そんなとき最近の私は「登山」と答えています。陰キャであることを察してもらいながらも、多少の健康アピールができる便利な趣味だなあと思ってます。
関東では高尾山や筑波山など気軽に観光に行ける場所もありますし、話も多少は広がりますしね。
と、いうことで今回は私の初オタク登山について、ぐだぐだ思い出しながら書いていきたいと思います。お付き合い下さい。
今年はヤマノススメサードシーズンやゆるキャン△の放送、またゆるキャン△においては2期及び劇場版の制作が決定しています。
またRTA(リアル登山アタック)などという狂気の動画が誕生するなど、オタク界には空前のアウトドアブームが起こっていますね。(個人の所感
私はすーぐアニメに感化されて何かを始めてしまうよくいるオタクなので、今年は登山を始めました。ちなみにけいおんを見た年はギターを買っています。無事部屋のインテリアになりました。
女子中高生が登れる山だしまあ大丈夫だろという慢心を胸に適当な以下のプランを立てていざ出発。ヤマノススメで出てきた山を縦走していく感じです。
飯能アルプス
一般的に埼玉県の天覧山(標高197 m)から、伊豆ヶ岳(標高850.9 m)へと続く稜線の山々。伊豆ヶ岳からさらに武甲山(1304 m)までの山々を指すこともある。(wiki参照
12:00飯能駅
→天覧山(アニメ三合目)→多峯主山(アニメ新十二合目)→天覚山(アニメ3期3話)→子の権現(アニメ3期3話)
日が沈む前に適当に帰る
飯能駅から歩くこと20分ほどで登山口へ。天覧山、多峯主山は家族連れやお年寄りで賑わっており、ヤマノススメの聖地を堪能しながら程よく登ることができました。景色も綺麗です。
下山し30分ほど歩いた高麗駅から、電車で東吾野駅へ。駅前には人もほとんどおらず何もなく、昼ごはんが買えませんでした。仕方なくあおいちゃんと同じ自販機であおいちゃんと同じ水だけ買い出発。
天覚山を登っていると、ようやく一人休んでいる登山客を見つけました。ジーパン、黒のリュック、眼鏡、ランニングシューズ、一目でオタクだと分かりますね。
とりあえず軽く挨拶だけして追い越します。すると何ということでしょう。後ろからオタクがぴったり付いてくるではありませんか。
少し居心地が悪いのでペースを上げると死にそうな顔をしながら付いてきます。迷ったんですかね。
そのまま頂上まで一緒だったので声をかけてみました。
「今日はどうしてこんな人気のない山まで?」
「最近あまり運動できてなかったのでトレーニングですかねー。」
「そうなんですか。私はアニメの舞台巡りで。この辺を舞台にした登山アニメがありまして〜」
「ヤマノススメですよね。それは僕も見てますよ。」
オタクはすぐ健常者ぶることがよく分かりますね。突き落としてやろうか。
下山するオタクと別れ出発。途中道が不明瞭な部分がありグーグルマップで方角を確認すると、なんと子の権現まで10km以上も離れているではありませんか。
ご飯はなし、水はペットボトル半分。疲れも出てきており、時刻は14:30。ここで初めて自分の計画の適当さに気づきます。
そこからは景色を楽しむ余裕もなく「しんどい…」「何でこんなとこ来ちゃったんだろう…」と思いながらひたすら山道を進んでいきます。頭には「山を甘く見てるんじゃないの!?」というヒステリックな声も響きます。
さらに口からは「いやーしかし…」「あのさあ…」など汚い言葉が漏れてきます。
死にそうな足取りで子の権現に着いたのは17時前。アニメでは15分かからなかったんだが?
あと女子高生なんかいなかったんだが?
その時飲んだCCレモンは人生で一番美味しかったと思います。お参りをしてさあ帰るかと思ってマップを開くと最寄駅まで9km。バスはない。いやーしかし。
仕方なく暗くなる田舎道を下っていると「ブンブンブン」という音が。振り返るとスズメバチ。ダッシュで逃げて撒いたと思ったら足をつり転倒。あのさあ。
結局駅に着いたのは暗くなってからでしたが、無事帰ることができました。
こんな酷い登山をした後でしたが、達成感はありましたし、初めて行く場所、綺麗な景色には満足でした。また行きたいなと思ったが最後、結局ズルズルと登山を続けています。キャンプもいつかしたいなあ。
こんな記事を書いた後で説得力はないですが、下調べをし、無理のない計画を立てて行けば本来登山は楽しいものです。
低山であれば普段着にリュックとかでも大丈夫だと思います。靴もダンロップとかでいいですよ。オタクはみんな持ってるでしょ?(偏見
今は冬なのであまりオススメしませんが、春になったらぜひ、聖地巡礼と旅行、健康維持も兼ねて軽く登山、またはハイキングなどしてみてはいかがでしょうか。
お付き合い頂きありがとうございました。メリークリスマス。良いお年を。