いつでもどこでも一緒がいいな

オタクが脊髄で書く登山ブログ

オタクの登山記録2018

 

皆さん、メリークリスマス。

 

今年はクリスマスイヴが振休という素晴らしい年ですが、オタクの皆さんはいかがお過ごしの予定でしょうか?

 

…って聞かれると殺意が湧きますね。例年通り家族とケーキ食べますが?何か?

 

 

さて、前回の記事でオタク初登山レポを書いてしまった訳ですが、(以下参照)

http://klisol.hatenablog.jp/entry/2018/12/10/231733

 

「そしたら今年登った他の山も東西南北まんべんなく紹介しないと」という特に理由のない使命感が湧いてしまいました。細かいオタク。

 

とはいえうろ覚えの場所もありますし、1山1記事にするのはめんどいので、適当にまとめて紹介したいと思います。

 

 

1.赤城山(群馬県、1828m)

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麓の赤城神社も含め、観光地として有名なくせに公共交通機関でのアクセスがまあ悪い。日本じゃないし仕方ないね。

 

大きな火山体の総称なので、「赤城山」という名前の峰があるわけではないんです。

私はヤマノススメの巡礼で行ったのでその中の「地蔵岳」に登ったのですが、最高峰は1828mの「黒檜山」で、こっちに登る人の方が多いようですね。一般観光客とオタクのすみ分けができていて素晴らしいと思います。

 

標高はそこそこ高いですが、難所もなく2時間もあれば登れてしまいます。近くの伊香保温泉と併せていかがでしょうか。

 

 

 

2.瑞牆山(2230m、山梨県)

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日帰り可能、展望のよさ、岩場鎖場等そこそこの難度があることから、登山初〜中級者によくオススメされる山です。

 

登山オタクの友人達に「女子高生も登ってるんだから大丈夫大丈夫」と深夜3時に連行されました。死にました。

「初〜中級者」向けであって「初心者」向けではないですし、何より寝不足がしんどい。あとペース早いって、ちょ、おま

 

見所、登りごたえ、登山客の多さからしても、本格的な「登山」を始める山としてオススメです。装備は整えて行きましょう。

 

 

 

3.大菩薩嶺(2057m、山梨県)

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瑞牆山を下山した後、隣の「金峰山」は僕の体力的に厳しいということで代わりに連行されました。

 

登山口から1時間ちょっとでこの景色は素晴らしいですね。難易度は高尾山6号路や筑波山と変わらない(と思う)健脚なオタクの皆さんなら問題ないでしょう。帰路には温泉もあります。

 

途中からは稜線(尾根)上をずっと歩いていくルートなので、360度開けており解放間がヤバいです。(語彙)

 

 

 

4.沼津アルプス(392m、静岡県)

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翌日のハーフマラソンを控え、準備運動がてらに登りました。全国各地にある「ご当地アルプス」の一つです。標高は低いですが、山頂から見える駿河湾がウリです。

とある事情から沼津に行き飽きている方々いかがでしょうか。日差しの関係で登るなら午前中がオススメ。

 

遠くから来る人は珍しいらしく、

「見ない顔だね、どっから来たの?」

「東京の方からっす。」(埼玉県民)

「あーあれか、ラブライブの。」

「いえ、明日のマラソンに出るので。」

という健常者のやり取りもしました。遠くからローカル大会に出てる時点でラブライブのオタクですが。

 

 

 

5.天城山(1406m、静岡県)

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11月に紅葉が見たくて行ったんですが、霧が出ていて(ガスってるとも言います)微妙でした…

 

ネカフェ泊登山、ダメ絶対。

寝不足に加えて雨、さらにモバイルバッテリーも忘れ飯能以来の散々な登山。普段山頂で「やっほー!」とか叫ばないんですが、この日は「誰かiPhoneのバッテリー持ってませんかー!」と叫んでしまいました。貸してくれた方ありがとうございます。

雨具とバッテリーは毎回持って行きましょう。

 

余談ですが、帰路の修善寺駅にはAqoursのライブで使われた汽車の模型が展示されてます。今では地元高校生の溜まり場になっているようです。エモいですね。

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6.武甲山(1304m、埼玉県)

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秩父のシンボルとも呼ばれる山で、石灰の採掘場もあることから、地元の人に親しまれています。

勤労感謝の日に行きましたが、石灰工場は朝からフル稼働。勤労に圧倒的感謝しながら登山口へ。

 

途中、「山頂までトイレ用の水運んでね」という看板があり、断り切れないオタクは4kgの水を運んでしまいました。圧倒的勤労。

 

秩父といえばあの花とここさけの聖地ですが、ぶっちゃけ半日もあれば巡礼は終わってしまう(大した観光地もない…)ので残りの時間でいかがでしょうか。

 

 

 

7.大岳山(1266m、東京都)

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今期アニメのグリッドマン5話で御嶽駅が出てきたので。日の出山〜御岳山〜大岳山のルートで登りました。

 

午後から友人と「すたみな太郎」という高級焼肉チェーンに行く予定があったため、ネカフェ泊始発です。

御岳山および御嶽神社自体はケーブルカーで簡単に行ける、高尾山と並ぶ東京の観光地です。12月だというのに人が多すぎて、陰キャとしてはすれ違うとき挨拶するのも面倒になります。

 

 

 

これらの山以外にも高尾山とか筑波山にも登ってるんですが、メジャーすぎるのでオタク的に割愛で。

 

つい昨日勢いでジムにも入会したので、春までに体力つけてもっと難度の高い山に登れたらな〜と思っています。モチベが続いてればですが。

 

少し長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。よいお年を。大晦日は紅白を見ましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オタクの初登山記録(飯能アルプス)

 

はじめましての方はよろしくお願いします。

面識のある方はこんにちは。

 

突然ですが、皆さんは周り(非オタ)に「休日何してます?」とか「ご趣味は?」とか聞かれたとき、どう答えますか?

 

自身のサブカル趣味等を胸を張って言えるでしょうか。私は言いづらい。

 

そんなとき最近の私は「登山」と答えています。陰キャであることを察してもらいながらも、多少の健康アピールができる便利な趣味だなあと思ってます。

関東では高尾山や筑波山など気軽に観光に行ける場所もありますし、話も多少は広がりますしね。

 

 

と、いうことで今回は私の初オタク登山について、ぐだぐだ思い出しながら書いていきたいと思います。お付き合い下さい。

 

 

今年はヤマノススメサードシーズンやゆるキャン△の放送、またゆるキャン△においては2期及び劇場版の制作が決定しています。

またRTA(リアル登山アタック)などという狂気の動画が誕生するなど、オタク界には空前のアウトドアブームが起こっていますね。(個人の所感

 

私はすーぐアニメに感化されて何かを始めてしまうよくいるオタクなので、今年は登山を始めました。ちなみにけいおんを見た年はギターを買っています。無事部屋のインテリアになりました。

 

女子中高生が登れる山だしまあ大丈夫だろという慢心を胸に適当な以下のプランを立てていざ出発。ヤマノススメで出てきた山を縦走していく感じです。

 

 

飯能アルプス

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一般的に埼玉県の天覧山(標高197 m)から、伊豆ヶ岳(標高850.9 m)へと続く稜線の山々。伊豆ヶ岳からさらに武甲山(1304 m)までの山々を指すこともある。(wiki参照

 

 

12:00飯能駅

天覧山(アニメ三合目)→多峯主山(アニメ新十二合目)→天覚山(アニメ3期3話)→子の権現(アニメ3期3話)

日が沈む前に適当に帰る

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飯能駅から歩くこと20分ほどで登山口へ。天覧山多峯主山は家族連れやお年寄りで賑わっており、ヤマノススメの聖地を堪能しながら程よく登ることができました。景色も綺麗です。

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下山し30分ほど歩いた高麗駅から、電車で東吾野駅へ。駅前には人もほとんどおらず何もなく、昼ごはんが買えませんでした。仕方なくあおいちゃんと同じ自販機であおいちゃんと同じ水だけ買い出発。

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天覚山を登っていると、ようやく一人休んでいる登山客を見つけました。ジーパン、黒のリュック、眼鏡、ランニングシューズ、一目でオタクだと分かりますね。

とりあえず軽く挨拶だけして追い越します。すると何ということでしょう。後ろからオタクがぴったり付いてくるではありませんか。

少し居心地が悪いのでペースを上げると死にそうな顔をしながら付いてきます。迷ったんですかね。

そのまま頂上まで一緒だったので声をかけてみました。

 

「今日はどうしてこんな人気のない山まで?」

「最近あまり運動できてなかったのでトレーニングですかねー。」

「そうなんですか。私はアニメの舞台巡りで。この辺を舞台にした登山アニメがありまして〜」

ヤマノススメですよね。それは僕も見てますよ。」

 

オタクはすぐ健常者ぶることがよく分かりますね。突き落としてやろうか。

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下山するオタクと別れ出発。途中道が不明瞭な部分がありグーグルマップで方角を確認すると、なんと子の権現まで10km以上も離れているではありませんか。

ご飯はなし、水はペットボトル半分。疲れも出てきており、時刻は14:30。ここで初めて自分の計画の適当さに気づきます。

 

そこからは景色を楽しむ余裕もなく「しんどい…」「何でこんなとこ来ちゃったんだろう…」と思いながらひたすら山道を進んでいきます。頭には「山を甘く見てるんじゃないの!?」というヒステリックな声も響きます。

さらに口からは「いやーしかし…」「あのさあ…」など汚い言葉が漏れてきます。

 

死にそうな足取りで子の権現に着いたのは17時前。アニメでは15分かからなかったんだが?

あと女子高生なんかいなかったんだが?

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その時飲んだCCレモンは人生で一番美味しかったと思います。お参りをしてさあ帰るかと思ってマップを開くと最寄駅まで9km。バスはない。いやーしかし。

 

仕方なく暗くなる田舎道を下っていると「ブンブンブン」という音が。振り返るとスズメバチダッシュで逃げて撒いたと思ったら足をつり転倒。あのさあ。

 

結局駅に着いたのは暗くなってからでしたが、無事帰ることができました。

 

 

 

こんな酷い登山をした後でしたが、達成感はありましたし、初めて行く場所、綺麗な景色には満足でした。また行きたいなと思ったが最後、結局ズルズルと登山を続けています。キャンプもいつかしたいなあ。

 

 

こんな記事を書いた後で説得力はないですが、下調べをし、無理のない計画を立てて行けば本来登山は楽しいものです。

低山であれば普段着にリュックとかでも大丈夫だと思います。靴もダンロップとかでいいですよ。オタクはみんな持ってるでしょ?(偏見

 

今は冬なのであまりオススメしませんが、春になったらぜひ、聖地巡礼と旅行、健康維持も兼ねて軽く登山、またはハイキングなどしてみてはいかがでしょうか。

 

お付き合い頂きありがとうございました。メリークリスマス。良いお年を。